子宮の入り口にできる悪性の腫瘍(がん)で、1970年代までは日本女性のがん死亡原因の第2位(当時、胃がんが1位)を占めていました。その後、子宮がん検診が始まり、子宮がんで亡くなるヒトは減少して
いましたが、最近、子宮頸がんは、若いヒトを中心に再び増加して、20〜30歳代の日本女性に発生する悪性腫瘍の第1位を占めるようになりました。現在、年間15,000人以上のヒトが子宮頸がんに罹患し、
約3,500人のヒトが亡くなられています。
■2価ワクチン(サーバリックス)
用法・用量・接種スケジュール
病気の名前 | 主な症状 | 発生頻度 |
アナフィラキシー | 呼吸困難、蕁麻疹などの 重いアレルギー |
1/96万接種 |
ギラン・バレー症候群 | 両手・足の脱力感などの 末梢神経異常 |
1/430万接種 |
急性散在性脳脊髄炎 | 頭痛、嘔吐、意識低下などの 脳神経症状 |
1/430万接種 |
複合性局所疼痛症候群 | 外傷をきっかけとした 慢性の痛み |
1/860万接種 |
(厚生労働省ホームページより)
HPV予防ワクチンの接種について、詳しい説明を希望される方は当クリニックにご相談してください。
子宮体がんは子宮の内腔(子宮体部といいます)に発生する悪性腫瘍(がん)で、50歳代以上の高齢な
ヒトに多く発生します。しかし最近は日本女性の生活様式の変化にともない、40歳代でも年々増加しつつあり、年間約5,000人のヒトが罹患して、約1,000人のヒトが亡くなられています。
子宮体がんは、同じ子宮にできる子宮頸がんとは全く性質の異なるがんで、ほとんどが腺がんといわれる種類のがんです。不正性器出血(とくに閉経後など)、無月経や排卵障害を伴う月経異常、出産経験のない方や、ホルモン療法、肥満、高血圧、糖尿病のある方はリスクが高いといわれています。
診断は、子宮内膜の細胞診と組織診、超音波検査などで行いますが、不正性器出血を契機に発見
されることがあり、少量でも不正出血があれば、すぐに受診されることをお勧めします。
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